三岸家住宅アトリエ

当アトリエは画家 三岸好太郎・節子夫妻のアトリエとして昭和9年(1934年)に建築されたものです
好太郎が向かいの藁ぶき屋根の農家を気に入り、土地を農家から買い、デザインを描き、ドイツのバウハウスへ留学した友人の山脇巌に設計を依頼し建築しました
好太郎は竣工を待たずして胃潰瘍で亡くなりましたが節子がアトリエを完成させその後住宅兼アトリエとして使用していました

外観は直方体を組み合わせた平明なデザイン、二層吹抜けの内部は螺旋階段をアクセントに天井まで大きく切り取った全面ガラス窓を南東面に設けた、施主の感性と設計者の理念が具現化されたモダニズム建築です

三岸好太郎(1903〜1934)
1903年(明治36年)北海道に生まれる。
1921年に札幌第一中学卒業後上京し独学で洋画を学ぶ。
1924年第二回春陽会展で春陽会賞を受賞。同年三岸(旧姓 吉田)節子と結婚する。
1930年には林武らと独立美術協会 を設立。
1934年死去、彗星のように現れ若くして夭折した。
作家の子母沢寛は異父兄にあたる。

北海道立三岸好太郎美術館

三岸節子(1905〜1999)
1905年(明治38年)愛知県に生まれる。
淑徳高等学校を卒業後上京し洋画家岡田三郎助に師事した。
1924年女子美術学校を首席で卒業、同年好太郎と結婚する。
1925年春陽会第三回展に初出品、初入選。
1932年春陽会から離れ、独立美術協会第二回展に出品、入選。
1939年には新制作派協会会員となった。
1964年フランスに移住。その後、1999年享年94才で亡くなるまで絵を描き続けた。

一宮市三岸節子記念美術館

建物の修繕

古い建物ですが残していきたいので、スタジオ運営のほか、教室、イベント等を主催し、収益を維持修復費用に充てています
アトリエの修復維持工事についてはこちらのページにて紹介しています
修繕履歴

国の登録有形文化財

2014年3月、国の登録有形文化財に選ばれました
当時のことをこちらのブログで紹介しています
レイアのグルメ日記 – 三岸アトリエは登録有形文化財になりました

東京都文化財情報データベース

DOCOMOMO JAPAN

2017年5月、DOCOMOMO JAPANの「日本におけるモダン・ムーブメントの建築」2016年度選定作品に選ばれました
2016年度 DOCOMOMO Japan 選定作品 | docomomo

掲載情報

アトリエを紹介して頂いている媒体をこちらのページにてご紹介しています
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